骨祖しょう症は、女性ホルモンの減少や腎障害、甲状腺などの疾患、生活習慣の乱れ（運動不足、食事の偏り、喫煙）、閉経後のホルモンバランスの変化などにより生じ、骨が弱くなり、骨折しやすくなる病気です。
特に骨が弱くなることで折れやすい骨は、手首や腰（腰椎）、股関節の付け根（大腿骨近位部）などです。
腰椎が入れると背中が曲がり、腰痛などによりQOL（生活の質）やADLの低下が著しく、ドミノ骨折と言われる腰椎の連鎖骨折の原因にもなります。
股関節の付け根は骨折すると、多くの場合手術が必要となり、長期入院になります。そして寝たきりになってしまうことも少なくなく要介護の原因に大きく関与します。さらには生命予後にも直結してしまいます。
骨粗しょう症は誰にでも起こり得るため、定期的な検査を受け、予防や早期発見に努めてることが重要です。

日本骨粗鬆症学会の認定医による問診、診察を行います。
骨折を含めた既往歴、家族歴、内服薬、運動状況や食事内容などを確認し、総合的に診察します。

骨粗鬆症の治療はすぐに終わらず、しっかりと続けることが大変重要となります。
また同じ治療をやみくもに続けても、効果が得られないこともあります。
そのため、定期的な診察、検診を行うことで、患者様の現状に適しているか判断し、再度検討選択し、最も効果の期待できる治療を行います。

骨粗しょう症治療の目的は、骨密度の低下を抑え、骨折を防ぐことにあります。
治療の中心は薬物治療になりますが、骨粗しょう症の発病には、食事や運動などの長年の習慣も深く関わっています。
そのため、薬物治療とともに食事療法や運動療法も並行して行い、骨強度を高めていくことが重要です。

～薬について～
治療薬と補助薬（ビタミンD製剤、ビタミンK製剤など）に大別し、治療薬には骨を作るタイプ、骨を減らないようにするタイプ、その両方のタイプになります。（図　参照。旭化成より抜粋）
多数ありますが、そこの使い分けに関しては、患者さんごとで適切な薬は異なります。
当院では、骨密度検査と採血検査を行い、日本骨粗鬆症学会認定医の院長が、それらのデータを元に、年齢、生活背景、骨質などを踏まえて、適した治療、薬などを選択し、オーダーメイド治療となります。

☆骨粗鬆症の治療は、すぐに効果を実感できません。
しっかりと続けて治療を行うことが重要になります。
しかし、患者様おひとりで続けることはとても大変です。私たち医療者がチームとなってお手伝いいたしますので、なんでもご相談ください。
一緒に頑張りましょう！

外来診療科目

整形外科・内科・外科・呼吸器内科・消化器内科・リハビリテーション科・麻酔科

整形外科は整形外科専門医　南弘樹が診療を行っております。

※初診時は保険証、診察券、各種公費医療受給証、お薬手帳などお持ちください。

受付時間

午前診察　9：00〜12：00

午後診察　16：00〜19：00

検査や訪問診療は継続。

肺がん検診、予防接種各種も行っております。

1⃣当院の裏手　旧そよ樹の南側に３台駐車スペースがございます。

2⃣提携駐車場

・医院の駐車場が満車

・駐車場がやや狭いため、駐車がご不安な方

・大きいお車の方

などの際は、近隣の提携駐車場　P.ZONE様をご利用いただけます。

P.ZONE様ご利用の場合は駐車証明書をいただけますと最大１時間分の駐車券をお渡しいたします。 

詳しくは、医院受付にてご確認ください。