もしかしたら、それはオスグッド・シュラッター病かもしれません。
オスグッド病は10〜15歳くらいのスポーツ少年に多く見られ、お皿の下の骨が徐々に突出してきて、痛みがでてきます。時には、赤く腫れたり、熱を持つこともあります。
膝を伸ばす力の繰り返しにより、大腿四頭筋が膝蓋腱付着部を介して脛骨結節を牽引するために、脛骨結節の成長線に過剰な負荷がかかり成長軟骨部が剥離することで生じます。
基本的には重篤化する病気ではありません。軽症では数週間ほどで軽減しますが、重篤なものでは2。3ヶ月ほど改善にかかることもあります。症状によっては長期の運動中止や手術などを検討することもあります。
オスグッド病を起こす要因の一つとして、股関節から脚の柔軟性が乏しいことが挙げられます。そのため、脚のストレッチング、特に大腿四頭筋のストレッチングは重要になります。他にはサポーターやアイシング、超音波治療などの物理学的治療なども検討いたします。
オスグッドの予防として、練習前後の柔軟体操で筋肉をしっかりほぐし、練習後はアイシングを行うことが重要です。 (ストレッチは下記をご参照ください。)
もちろん、子供の膝痛が全てオスグッド病ではありません。原因やその症状、スポーツ歴などによって治療方法は変わりますので、安易に自己診断はなさらないようにして下さい。
お子様が膝痛に悩まされている場合は是非一度、整形外科への受診をお勧めいたします。
小沢医院では整形外科専門医が診断治療いたします。
また最新の超音波治療機械も2022/4より導入して参ります。
症状をコントロールし、スポーツを楽しみましょう!
神戸市中央区:元町、大倉山の整形外科 小沢医院 南 弘樹
大腿四頭筋のストレッチです。
練習前後にしっかりと行いましょう。